チョット気になる日経の6/22のやや古い記事ですが 6月25日
日経の記事ですがSBIHDのメインバンクの「みすほ」との関係が気になりますが、SBIHDとしてはメインバンクを1社限定にするよりも、多様化をを図るようです
「SMFG」と「みずほ」、両社ともに良好な関係を継続したいようですね
三井住友がSBIに出資 トップの蜜月、みずほの隙突く
金融機関
2022年6月22日 20:29 (2022年6月23日 5:09更新) [有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB224GM0S2A620C2000000/?unlock=1
記事抜粋
ネット証券を渇望する三井住友と資金面での後ろ盾を期待するSBIHDの思惑が一致した。
メインバンクのみずほフィナンシャルグループ内部には衝撃が走っている。21日の株主総会で取締役を外れた佐藤康博前会長は、木原正裕氏が2月に社長に就任する前に連れだって北尾氏に挨拶に行った。佐藤氏は冒頭、「ずいぶん太田さんと親しいようですけど、みずほのこともよろしくお願いします」と語りかけた。しかし悪い予感は現実となる。
みずほ銀行は21年にシステム障害が相次ぎ、持ち株会社の社長、会長、銀行頭取が一斉退陣する混乱に見舞われた。SBIHDは最重要先の一つだ。長年、北尾氏とみずほとの距離を縮めてきた佐藤氏は自らが退いた後の関係を案じていた。
もっとも、三井住友とSBIHDの思惑が完全に一致しているわけではない。三井住友は当初、SBI証券への出資には意欲を示していたが、医薬品事業や地域銀行との提携を続ける持ち株会社には慎重だった。ただ、SBIHDは虎の子のSBI証券への出資は受け付けなかった。
北尾氏は「事業規模が拡大するなかメインバンク1社に依存するのはむしろ不健全。みずほさんも『北尾さんけしからん』とは言わないだろう」と踏んだ。「僕はメイン、準メインという体制の中でやっていきたい」。みずほと三井住友の両方と関係を築きながら独立を保つ意思を示す。
市場関係者は「個人の投資や資産形成を促せるのではないか」(ニッセイ基礎研究所・井出真吾チーフ株式ストラテジスト)と提携を評価する。貯蓄から投資の時代に向けて銀証連携を進める両社。ライバルはどう対抗していくのか。時計の針が動き始めた。
(四方雅之、北川開、五艘志織、三島大地)
「SMFG」と「みずほ」、両社ともに良好な関係を継続したいようですね
三井住友がSBIに出資 トップの蜜月、みずほの隙突く
金融機関
2022年6月22日 20:29 (2022年6月23日 5:09更新) [有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB224GM0S2A620C2000000/?unlock=1
記事抜粋
ネット証券を渇望する三井住友と資金面での後ろ盾を期待するSBIHDの思惑が一致した。
メインバンクのみずほフィナンシャルグループ内部には衝撃が走っている。21日の株主総会で取締役を外れた佐藤康博前会長は、木原正裕氏が2月に社長に就任する前に連れだって北尾氏に挨拶に行った。佐藤氏は冒頭、「ずいぶん太田さんと親しいようですけど、みずほのこともよろしくお願いします」と語りかけた。しかし悪い予感は現実となる。
みずほ銀行は21年にシステム障害が相次ぎ、持ち株会社の社長、会長、銀行頭取が一斉退陣する混乱に見舞われた。SBIHDは最重要先の一つだ。長年、北尾氏とみずほとの距離を縮めてきた佐藤氏は自らが退いた後の関係を案じていた。
もっとも、三井住友とSBIHDの思惑が完全に一致しているわけではない。三井住友は当初、SBI証券への出資には意欲を示していたが、医薬品事業や地域銀行との提携を続ける持ち株会社には慎重だった。ただ、SBIHDは虎の子のSBI証券への出資は受け付けなかった。
北尾氏は「事業規模が拡大するなかメインバンク1社に依存するのはむしろ不健全。みずほさんも『北尾さんけしからん』とは言わないだろう」と踏んだ。「僕はメイン、準メインという体制の中でやっていきたい」。みずほと三井住友の両方と関係を築きながら独立を保つ意思を示す。
市場関係者は「個人の投資や資産形成を促せるのではないか」(ニッセイ基礎研究所・井出真吾チーフ株式ストラテジスト)と提携を評価する。貯蓄から投資の時代に向けて銀証連携を進める両社。ライバルはどう対抗していくのか。時計の針が動き始めた。
(四方雅之、北川開、五艘志織、三島大地)
良い方向に動き出したのではと思っております。
これにより個人の投資家の参加も徐々に増えるのではないでしょうか。また、今回の提携により新規の顧客も取得出来るようになり、事業も拡大し易くなると思われます。
現状の配当は十分ではないですが、今回新たに得た安心を考慮すると、現状の配当レベルで老後の生活費の一部として計算しても良いのではと考えております。
by Nick (2022-06-25 21:38)
将来的についてまわる後継者問題に思いを巡らせています。
『論語と経営』では、頼もしい候補が複数、
互いの足を引かず切磋琢磨していると表現されていましたが、
同書はSBIと北尾氏への礼賛が過ぎ、参考とするには厳しいものがあります。
今回の発表を受けて最初に思い出したのが、こちらの内容でした。
https://sibakenn-poti.blog.ss-blog.jp/2021-11-16
三井住友・SBI両者の思惑や、これからの関係性に何かしらの変化はあるのか。
北尾氏の影響力が低減することの意味とは。
ここが最大のターニングポイントだということも充分あり得ると思い、注視して参りたいです。
by お名前(必須) (2022-06-26 00:36)
ありがとうございます。非常に興味深いですね。
昨年はソーシャルレンディングの件があったので、実務の影響力が高い可能性のある役員に対しての反対の比率が通年より高かったように思えます。
三菱さん系列は今後の脅威になり得ると考えて反対ではないでしょうか。
確か三井住友信託銀行系列は、SMFGとの関係があまりよくなかったはずだと思います。SMFGさんはこれまでの合併等の影響でグループ内で色々な利害関係があるようですね。
これまでに賛成であり、利害関係・しがらみ等がなく、賛成から反対に投票する数が気になりますね。
by Nick (2022-06-26 06:53)
皆様、貴重なご意見を有難う御座います
SBIが地銀、新生と銀行関連に資源をシフトしている中で関係する各銀行組織とは各々複雑な思惑と柵が有るようですね
SMBC
今はグルーブ全体の総称をSMFGからこちらに正式に統一しているようですので、今後は小生もこちらをグループ総称として使います
SMBCと三井住友トラスト(住信)は同じ財閥系なのに仲が悪く未だに経営統合は勿論業務提携もなされていません
この2つの組織は完全な別会社として扱うのべきですね
実に複雑で面白い世界です・・・非効率と言えないでもないですね
SBIはトラストともSBIネット銀行を共同運営して密接な関係に有り今回のSMBCとの業務提携・資本提携によってメインバンクの「みずほ」以外にも三井住友トラストとの関係も気になりますが、北尾氏がどのようにこれらの組織との関係を構築していくかが今後の課題ですね
いずれにしろ、今回の株主総会での議決権行使状況を見れば当面の各組織の北尾氏に対する反応は見えて来ると思いますので注目したいと思っております
by 柴犬ポチ (2022-06-26 09:41)