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日経の記事から 5/5

楽天証券が大躍進 証券界の構造変化が加速
2021年5月5日 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD289N40Y1A420C2000000/?unlock=1

抜粋
証券会社の2021年3月期の決算が出そろった。巣ごもり投資の広がりで大半が増収増益となったが、最も驚くのは楽天証券が1年間に預かり資産を76.2%も増やしたことだ。顧客の世代交代が進んでいることもあり、業界の構造変化が加速しつつある。向こう1~2年のうちに口座数首位がSBI証券から楽天証券に移る可能性がある。野村証券の個人営業部門の純営業収益が、オンライン大手5社の合計額に抜かれる日も遠くない。

証券会社の2021年3月期の決算が出そろった。巣ごもり投資の広がりで大半が増収増益となったが、最も驚くのは楽天証券が1年間に預かり資産を76.2%も増やしたことだ。顧客の世代交代が進んでいることもあり、業界の構造変化が加速しつつある。向こう1~2年のうちに口座数首位がSBI証券から楽天証券に移る可能性がある。野村証券の個人営業部門の純営業収益が、オンライン大手5社の合計額に抜かれる日も遠くない。

20年度は日経平均株価が1990年8月以来の高値まで上昇し、投資信託の運用成績も内外の株式型を中心に絶好調だったため、14の主要証券会社すべてが増収になった。最終利益は米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントに絡む損失を3000億円超計上すると発表した野村ホールディングスが20年3月期に比べて29.4%の減益になったのを除き、増益(いちよし証券は黒字転換)を確保した。
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もう一つ、ここ1~2年のうちに起こりそうなのが、オンライン証券大手5社の合計純営業収益と、野村証券の営業部門の純営業収益との逆転だ。いくらSBI証券や楽天証券が口座数で野村証券を上回ったといっても、若年層が多いオンライン証券と、年配の富裕客が多い野村証券とでは預かり資産に大差がある。野村証券の営業部門の3月末の預かり資産は126兆6000億円とSBI証券の6.6倍だ。

しかし、上場企業のオーナー経営者などはそもそも資産をほとんど動かさないし、かつて野村証券で活発に取引した顧客も、高齢になり、以前のようにはいかなくなった。証券投資に失敗しても挽回のチャンスがあって、リスク許容度が高い若年の顧客を多く抱えたオンライン証券が、いよいよ手数料収入の面でもガリバー野村証券の独走を許さなくなったといえるのかもしれない。
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