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R&I格付けセンターの格付 12/18

海外証券などのレーティングはあまり信用は出来ないと思っているが
国内のR&I格付けセンターの格付けはそれなりに信頼は出来ると思っている
12/14に新生銀行のTOB成立を受けてSBIの格付け見直しを発表した
公的資金返済の課題は有るがTOBの評価としては良いようです
https://www.r-i.co.jp/news_release_cfp/2021/12/news_release_cfp_20211214_2111260101_jpn.pdf

【レーティング・モニター(格上げ方向)】
SBIホールディングス 発行体格付: (BBB+)
コマーシャルペーパー: (a-2)
SBI証券 発行体格付: (A-)
格付投資情報センター(R&I)は上記の格付を公表しました。

公表内容

SBIホールディングス(SBIHD)は11日、傘下のSBI地銀ホールディングスとともに実施していた新生銀行(証券コード:8303、発行体格付=A-)の株式公開買い付け(TOB)で同行株式を47.77%取得し、17日付で連結子会社とすると発表した。
新生銀行の連結子会社化はSBIグループの信用力向上につながる可能性が高いと判断し、SBIHDと中核会社のSBI証券を格上げ方向のレーティング・モニターに指定した。

SBIグループは、SBI証券を中心とした金融サービス事業とアセットマネジメント事業がグループの資産・収益の大部分を占める。
グループ信用力をA-とR&Iは評価しており、中核会社のSBI証券の格付はそのまま反映している。
SBIHDの格付もグループの信用力をベースとしているものの、持株会社固有の構造的劣後性などを踏まえて1ノッチ下のBBB+にしている。

新生銀行の連結化により、SBIグループに銀行事業や国内外のノンバンク事業が加わり、営業基盤や収益力が強化される。両グループの事業や顧客には重複が少なく、TOBを経て収益の厚みが増し、収益源の分散も進む。

TOBにかかる所要資金1138億円が必要になるためSBIHDの負債は増えたものの、負ののれんが発生し、リスク耐久力には響かないとR&Iはみている。
新生銀行に注入された公的資金の返済がSBIグループにとっても課題となる。
同行の株価水準を踏まえると短期間での返済は難しく、グループシナジー効果を発揮して同行の企業価値を高めることで返済を検討していく方針だ。

普通株等Tier1比率10%以上を維持する同行の財務運営方針をSBIHDも継続するとみている。
今後の公的資金の返済計画を確認していく。
SBIHDは新生銀行の企業価値向上の道筋を付けた後、金融庁の理解が得られることを前提に、グループ会社の銀行持株会社化を含めた最適な組織体制や、過半数以上の株式取得を検討していくとしている。

今後の組織・ガバナンス態勢や事業・財務戦略を踏まえ、新たな格付を公表する。  
なお、SBI証券のコマーシャルペーパーの格付a-1はレーティング・モニターの対象としない。

以上

この公表後SBIは12/17に社債の発行を発表した、その格付けも発表された
【新規格付】 SBIホールディングス
第27回無担保社債(社債間限定同順位特約付):(BBB+)
第28回無担保社債(社債間限定同順位特約付):(BBB+)
https://www.r-i.co.jp/news_release_cfp/2021/12/news_release_cfp_20211217_2112080103_jpn.pdf

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コメント 1

Nick

大量保有報告書の結果、米系大手証券の格付け、そして、国内のR&I格付けセンターの格付等を踏まえると、夢が膨らみます。
by Nick (2021-12-18 21:35) 

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