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配当 連結決算と個別決算 その2 3月25日

昨年の11月8日に同じタイトルの記事を掲載しましたが、期末配当権利日も近くなったので、その続編です

まず、昨年の記事と同じ内容を掲載しますが、詳しくは昨年の記事を参照して下さい

SBIは創業時は中間と期末配当は同額で推移していたが2008年を最後に中間配当を止めました
そして、2016年に7年振りに中間配当を復活しています、しかし復活後は期末との配分の比率は1対4と中間配当の配分比率はかなり低く抑えられています

配当総額では2012年から減配は無く右肩上がりで上昇しています
今年は昨年の業績よりも決算は良いと思われるので、増配も考えられますが、配当施策の配分比率から考えるとあまり期待しない方か良いかもしれませんね
北尾氏は配当政策では期末を重視して中間配当に対しては消極的な考えを昔の決算発表時に示していたと思います・・・何年度の決算説明会での発言かは忘れましたが、中間配当を中止にした年度かな?

さて、本題に入ります
小生を含めてほとんどの人は配当を予想するのに連結決算短信を見ています
現にSBIHDの配当方針は下記となっています
「金融サービス事業において定常的に生じる税引前利益の30%程度を目安として総還元額を決定することとしている」
これは、連結決算に対しての還元率、よって当然この連結決算に注目するのは当たり前てすよね

しかし、配当金は連結グループの親会社であるSBIHDの資金から支払われますので、連結決算も重要ですがSBIHDの個別(単独)決算がとても重要となります

すなわち
個別決算の「利益剰余金=分配可能額」が配当の原資となります
個別決算が大きな意味を成すのは、配当金や自己株式の取得といった、株主還元に対してですのでこちらも株主は注視しなければなりません

参考資料
なぜ配当金が出ない?株価に影響する個別決算、連結決算との違いは?
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/33306

昨年の記事
配当 連結決算と個別決算 2023年11月5日
https://sibakenn-poti.blog.ss-blog.jp/2023-11-08-1

SBI 証券とSBIHDの個別と連結決算の配当の状況をまとめた表が下記です
2024年度は3Qまでの数値です、すでに昨年の4Qを超えています

20240324.png

配当の財源となる剰余金も前年度より減少している年も有りますが確実に増加しています

記念配当や新株発行による増加分を加味しても、十分に昨年並の配当は出せると思います

4Q決算も好調が予想されるので、小生はさらなる増配も有るのではと密かに期待をしていますが しかし、小生の予想は毎年外れるのであてになりませんがね


とにかく、余り大きな期待はしないで待ちましょう
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