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2022年3月期決算と株価 5月28日

最近当ブログを閲覧している人へ
当ブログではSBIHDの決算時にその内容と株価、日経平均の状況をデーター化して見て簡単に状況が把握出来ねようにグラフ化したものです
以前から当ブログをご覧の皆様には、お馴染みのグラフです
これは決算内容を反映したグラフですが、前回までのグラフをさらに見やすくするため一部修正して有ります

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グラフ説明

・データーは2005年度から採取してありこの年度の株価を含めた数値を1..0と基準として以降の年度がこの何倍になっているかを簡単に把握するために作成してあります

・プロットポイントの基礎データーはSBIHDの決算書を参照しています

・SBIHD株価、日経平均は決算発表時の株価であり期中の平均株価ではありません

・2022年純益は新生銀行の「負ののれん」は除外して有ります

・レンジは見やすくするために-1.0から6.0倍としてあります、そのためPERは年度によってレンジオーバーしています

・2005年度基準倍率1.0以下に見やすくするために薄いブルー色で色付けしてあります

・2022年以降の発行株数は今後転換される2023年、2025年償還転換社債の増加予想株数を反映させてあります


グラフを検証して見える事

・企業規模収益が大きく伸びても今もって2005年の3735円を超えた事が一度も無い 期中の高値で2015/10/5に3655円を付けているだけです
いくら北尾氏が企業の成長を声高々に自慢しても企業の通信簿である株価はこれが現実です

・一株利益は2020年まで一度も2005年に達していないで、昨年は同じで今年ようやくこれを超えて来た
実に16年もかかってやっと2005年の水準になったと言う事です

・日経平均と株価の乖離は株価のマイナス乖離が大きくなっている

・2014年から一株利益と株価はほぼ同じで推移していて、2020年以降は乖離が開いている
すなわち、2020年以降は一株利益は株価に反映されなくなっていると言う事です

・配当は順調に伸びているが、株価には反映されていない
配当狙いと割り切り長期ホールドする人には良いかもしれません

考察の結論
純益は毎年順調に伸びているが株価と直結する一株利益には反映されていない、これの原因は新株の発行である、特に2014年~2017年までに純益は1.0倍以下と伸びていないのに発行株数は3.0倍と急増している

企業拡大のための増資は必要なのは理解できるが、業績低迷時のこの時期では身の丈以上の増資で有ったように思える、そしてこの希薄化の影響が現在の株価低迷に繋がっていると小生は思っています
但しこの資金が痩せた畑を耕して収穫を得るための投資で有ることは否定するものでは無いのですが、物には限度が有ると言う意味合いで、株価と言う株主にとっての大きな収穫は2005年以降からまだ得られていないのが現実なのです

言い変えれば現在の企業拡大は昔からの長期株主の犠牲のもとに有り、小生を含むこれらの株主は配当以外の「株価と言う恩恵」は今まではまったく受けていないと言う事なのです

この希薄化を考慮しても昨年と今年は一株利益は伸びているが、残念ながら全く株価には反映されずに逆に下がっているのです

よって、このグラフから見えてくるものは株式希薄化を考慮したとしても今の株価には業績がはとんど反映されていないで、 いかに安く放置されているかと言う事ですかね
長年この状況は変わりませんが今年からグラフを見る限りでは潮目が変わったように思えます
株価対策を真剣に考える良いチャンスではないでしょうか・・北尾さんお願いしますよ



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