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村上ファンド=アクティビストの目的 11/20

村上ファンドが新生銀行株を買う目的を調べていたら下記のサイトを見つけました
これを読んでいてかなり納得する部分が多く有りましたのて紹介します

アクティビストとして村上ファンドは新生にもSBIにもどちらにも交渉ターゲットとしているように小生は思います
いずれにしろ、村上ファンドがこのような行動をした以上は村上ファンドの新生銀行平均購入単価である1888円以上には今後の新生銀行株価は確実になると小生は思います

アクティビストファンドは「ハゲタカ」ではない? 2000年代とは異なる現在の姿を解説
https://www.crowd-realty.com/article/tips/activistfund/001/

イベント・ドリブン型の投資ファンドであるアクティビストファンドを紹介

一部抜粋

アクティビストファンドとは
アクティビストファンドは、イベント・ドリブン型の投資ファンドです。
イベント・ドリブンとは、企業の分社化やM&A(買収・合併)、経営破綻などの「イベント」を利用して収益を狙う手法のこと。
こうしたイベントのとき、株価は大きく変動するので、その上昇・下落を収益機会とするのです。

上場企業の株式を大量に取得し、投資先の企業価値を上げるために経営改革や増配・自社株買いなどを働きかける株主を「アクティビスト」といいます。
ときにはムリな増配を要求したり、要求が通らないと横暴な姿勢や態度を見せたりすることもあります。

アクティビストファンドは議決権行使などを株主総会で積極的に行う投資ファンドで、「モノ言う株主」とも呼ばれています。

アクティビストファンドの投資対象
アクティビストファンドが投資対象にするのは、株価が割安で豊富なキャッシュ(現金)を持っている企業。自社株買いや増配などの資本政策のほか、事業のリストラまで要求する場合もあります。

通常1~2年半ほど株式を保有し、一定の水準まで株価を上げた時点で売却して利益を得るのが目的です。

アクティビストファンドやヘッジファンド、バイアウト、企業再生ファンドの違いは、以下のように投資対象の株式の保有割合にも表れています。

ヘッジファンド     数%~10%程度

アクティビストファンド 数%~20%

バイアウトファンド   50%以上

企業再生ファンド    50%以上

バイアウトファンドや企業再生ファンドは50%以上の株式を取得して経営権を取得。そして、企業価値を高めて株式を売却して収益を得ます。

一方のアクティビストファンドは、あくまでもイベントの利用者にすぎません。
狙った企業の業績が悪くて株価が下がったとしても、信用の売り(カラ売り)などの手法を使って利益を狙うこともあるのです。

アクティビストファンドの企業選考プロセス

アクティビストのターゲットとなる企業の特徴は、株価が低迷していて資本効率性が低いことです。2018年にアクティビストから株主提案を受けた18社の大半がPBR(株価純資産倍率)1倍未満の割安株で、ROE(自己資本利益率)8%未満の資本効率が悪い企業でした。

アクティビストが企業を選ぶときは、第一段階として公開情報をもとにスクリーニング(選別)を行います。まず、財務データから利益率が低下し、TSR(株主総利回り)や株価のパフォーマンスが低い企業を選びます。

そして、ガバナンス(企業統治)が弱く、不適切な役員報酬制度があるかどうかなどを調べてターゲット企業を絞り、元社員や競合他社への聞き取りなど詳細な調査を実施するのです。

アクティビストファンドはあくまで短期での「利ざや」が目的

最近、アクティビストは年金基金などの支持を得て影響力を強めており、経営の主導権を巡る攻防が激しくなっています。もしも経営陣と対立した場合は、株主総会での多数決で議案を決定します。これがプロキシーファイト(委任状争奪戦)です。

ただ、企業再生ファンドやバイアウトファンドが過半数の企業の株式を取得して経営権を握るのに対し、アクティビストファンドはせいぜい数%~20%程度の株式を取得するにすぎません。

株主の権利を利用して増配させたり、企業価値の上昇を通じて株価上昇につなげたりと、あくまで「利ざや」の獲得を目的としているからです。

ただし、高値で売り抜けるために、さまざまな戦術や戦略を駆使します。たとえば投資先をメディアに公表し、一般の個人マネーを巻き込んで株価を釣り上げる「劇場型」を演出するアクティビストファンドもあります。

短期の投資家や一般投資家にとっては、アクティビストが株価を購入していることは強烈な材料になるので、株価が急騰することも多いのです。

アクティビストの提案の中には、会社の経営力の低さや怠慢を改めるような内容もありますが、中長期の利益成長を損なうケースも目立ちます。アクティビストは、せいぜい数年で利益を得ようとするので、要求をそのままのむと経営も短期主義になってしまう恐れがあります。

ですから、アクティビストファンドは「企業価値の創造」ではなく、「企業価値の破壊」であるとの批判もでているのです。

中略・・・・

まとめ

アクティビストは「モノ言う株主」とも呼ばれ、事業提案などを経営陣に積極的に働きかけます。
ただ、以前は強引な手法が目立ったものの、最近は少量の株式を取得して水面下で経営陣や機関投資家との合意形成を図る手法が主流になっています。

日本版スチュワードシップやコーポレートガバナンス・コードで企業価値重視の流れが強まる中、今後もアクティビストファンドの存在価値は高まっていくことでしょう。
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SBIの新生銀TOB、物言う株主がかく乱 11/20

小生が想像するには村上氏はTOBには賛成して、その後の展開において影響力を増そうと目論んでいると思います
「議決権行使権利日」以降も買い増しているのが、なによりの証です
TOB成立後においてTOB価格の増加や役員変更などに「物申す」つもりなのか
それとも、ライブドアのリベンジなのかな
でも、そのような個人的恨みで大きな投資をするような人物では無いとは思うのですが

預保も議決権行使結果を発表すると公表しています、どのような判断をするか注目ですが、発表する以上はその理由も公表しなければなりません、小生は中立か反対だと思っています
いずれにしろ、来週は面白い週になりそうです
たとえ防衛策が可決されても、SBIHDにとっては失う物は少ないと思います 逆に、これだけマスコミを賑わす話題となりSBIHDの知名度を上げる事は、個人株主の保有割合の少ないSBIにとっては注目度が増して個人株主増加に繋がり、今後のためには良いのではないかと思います

SBIの新生銀TOB、物言う株主がかく乱 戦略に狂いも 株主総会
2021年11月20日 5:00 [有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB162Q30W1A111C2000000/

一部抜粋
新生銀行に敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けているSBIホールディングスの戦略に新たな懸案が浮上している。アクティビスト(物言う株主)と呼ばれる投資ファンドが新生銀株を大量保有していることが相次いで明らかになったためだ。新生銀の買収防衛策を阻止できても、上限の48%まで株式を買い集められず、グループ戦略に水を差すシナリオも現実味を帯びる。
「金融庁も絡むディールで妙な動きはしないだろう」「何か仕掛けたら面白いですね」――。

中略
アクティビストとしては米投資ファンドのダルトン・インベストメンツも新生銀株を数%保有しているほか、足元では日本市場で活発な投資活動を見せる香港のオアシス・マネジメントが5%近く保有していることもわかった。

中略
アクティビストは防衛策に対して賛成はしない公算が大きいが、TOBに応じるかは不透明だ。物言う株主らは2000円というTOB価格の引き上げに加え、より高値で購入する意向を持つ「ホワイトナイト(白馬の騎士)」を探すよう、新生銀に要求する可能性もある。実際、オアシス幹部は「TOB価格を引き上げてほしい」と述べている。

株価指数に連動するインデックスファンドは上場を維持する新生銀株を保有し続ける必要があるためTOBには応じない。こうしたファンドが新生銀株主の10~20%程度を占めるとみられる。

防衛策が可決されSBIがTOBを撤回した場合、新生銀の株価は急落し、多額の資金を投じたアクティビストは損失を被ることになるが、関係者は「防衛策が否決されるとみた投資家としての賭けだろう」とみる。

詳細は日経有料サイトでお願いします
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